発達障害の息子が人生の転機になったワケ

プロフィール

2003年10月
この日を境に私は、

様々な病気や体調不良に
悩まされることになります。

 

帯状疱疹、逆流性食道炎、
機能性ディスペプシア、胃炎、

自律神経失調、うつ、食欲不振
不眠症、風邪の引きやすさ

などなど・・

10個以上の病気や体調不良に
侵されました。

何より私は小さな頃から
腎臓病を患っていたのです。

 

「なんで、自分だけでこんなに
 苦しまないといけないの?」

と思いながらも

「クヨクヨしてたらダメだ!」

頑張って自分を励ます。

そんな毎日の繰り返しでした。

 

確かにたまには友達とも
ワイワイしながら

楽しい時間が全く
なかったわけじゃない。

 

しかし、突如カラダに表れる
不快な症状に

「やっぱりしんどい」

と打ち負かされそうになる。

 

「もう・・今すぐ楽に
 死ねるボタンがあれば押したい

 

こんな風に何回思ったことか。

 

このボタンは、バスに乗った時に
「とまります」を押すのと同じで、

楽に天国まで連れて行ってくれる
そんなものです。

 

ただ、自ら命を絶つという
勇気が出ませんでした。

 

私は、2003年10月に
腎臓を移植する手術をしていました。

しかし、腎臓はマシにはなったものの
原因不明な体調不良に苦しめられます。

 

「なんでもいいから、
 体調不良を何とかして欲しい」

 

そんな風に思っても
翌朝になって、別人に生まれ
変わっているわけではありません。

だからこそ、

「もっと健康的に生きたい!」

と思って色々な行動をしました。

とにかく読み漁る

「家でクヨクヨしててもダメ!」

こんな想いがずーとあったので
まず、健康に関する本を読み漁りました。

・免疫力を上げる○○
・疲れをいやす足つぼ
・病気にならないからだをつくる~

等々もう何冊読んだか
記憶はないくらいです。

 

ただ、本に書いてあることを
実践してもカンタンに変わりません。

 

そして、

 

結局何から改善すればいいのか?
わからず続かずやめてしまう・・・。

そんな毎日でした。

肺炎で死にかける

2005年の11月頃でした。

ちょっと風邪気味で、

「ちょっとカラダがだるいな」

と思って
家で過ごしていました。

 

すると突然夜中に

「あー苦しい・・息ができない・・」

「助けて・・助けて、死にそう」

と救急車を呼び
私は病院へ搬送されました。

重度の肺炎でした。
※まだ20代前半です

 

風邪が悪化して肺炎で
死にかけてしまったのです。

 

人工呼吸器を人生で初めて
することになりました。

「終わった・・・」

飲んでいる薬の影響で
肺炎にまで至ってしまったのです。

 

「せっかく手術までして
 元気になったのに何やねん・・」

 

もはや”絶望”という言葉しか
頭に浮かびませんでした。

体調不良は変わらなかった

肺炎から何とか生き返り、
いつも通りの日常を
送ることができました。

 

しかし、たまに
おとずれる

・胃の違和感やお腹の苦しい症状
・原因不明の疲れやすさ
・なんとなくカラダが重たい症状

全く変わりませんでした。

私の場合、免疫力を低下させる薬を
飲んでいました。

 

だから

「まぁ仕方がないか・・」と

半分諦めていたのは事実。

すると、2010年の社会人5年目の頃。

突然ご飯さえ食べられない
状況に陥りました。

 

1年に3~4回という
あり得ない数の胃カメラもしました。

しかし、医師からは

「問題ないですよ。ストレスなどが
影響していると思います」

「機能性ディスペプシア(FD)ですね」

とまた新たな病名も
告げられました。

 

「なんなのよ、私の人生は・・」

奈落の底に落とされます。

・なかなか寝られない
・朝も起きられない
・やる気がでない
・食欲、性欲がほとんどない
・特に朝めっちゃ憂鬱

こんな毎日で
心もカラダも疲弊。

 

そしてたまに

胃を誰かにギュッと
握りしめられるかのような
痛みがあり

「あかん・・・」

「しんどい、
何とかしてほしい」

と思いながら寝込む
苦しい日々。

私は、断食や岩盤浴、鍼灸治療など
色々な健康法も試しました。

 

しかし、根本的には良くならず・・。

 

マジで私の人生
どーなってんねんーーーー!

 

と何回も大声で叫びたい
気持ちでいっぱいになりました。

心療内科でさらに・・

その後、心療内科を医師から
勧められ行くことになりました。

 

しかし、これが
大きな悲劇な始まりだったのです。

”抗うつ薬”

人生で
初めて飲みました。

 

確かに、飲んだあとは
食欲は出るし、
めっちゃ元気になる。

 

ただ、薬の作用が切れると
廃人のようにやる気がなくなって
しまうのです。

 

「薬飲んだって治らないじゃん!」

「こんなんならもっと早く
死んでおけばよかった・・・」

辛い時は
こんな言葉しか
出てきませんでした。

 

そして、何より家族を含む
誰にもこの気持ちを、
わかって
もらえないのが辛い。

 

「誰もわかってくれない・・」

 

精神的にも辛くなる度に

 

今すぐ楽に死ねるボタンが
押したい・・」

とまた、あの
赤いボタンが表れるのです。

 

さらに、その後
メンタル崩壊の
危機に見舞われます。

パワハラ女性上司

職場の人事異動で、会社では
口が悪くて有名な女性が私の
上司となりました。

「何やってんのー!」

「こんなんで良いと思ってるわけ?
いい加減にしてくれるー!」

 

と、よくも女性でここまで言うなと
言わんばかりに怒れました。

 

確かに私のメンタルが
弱すぎたのも原因
だったと思います。

 

その頃、
子どもが生まれていました。

 

ただ、毎日続く癇癪や思ったように寝てくれない
子どもの発達トラブルと仕事のストレスも重なって
ファミリーマートの菓子パンを
昼食後のデザートに食べる

ことが唯一の至福の時間でした。

 

しかし、とにかく
息子は夜泣きはひどいし、

暴れまわる。

「子どもなんて
 産むんじゃなかった」

「もうこんな生活が
 続くならどこかの施設に
 預けたい・・・」

こんな風に思うようになり
頭が狂っていました。

気付いた時には189という
虐待通報ダイヤルに電話を
かけていました。

 

「トゥルルルルル・・・・
トゥルルルルル・・・」

 

幸か不幸か
24時間対応の虐待対応ダイヤルなのに、
誰も出ませんでした。

 

ずーと続くカラダの疲れやすさ、
仕事ではパワハラ女性上司から
の暴言。

家庭では、
子どもの癇癪のひどさ。

そして、実家からは子育てのことなどで
言われのないバッシングを受けていました。

 

「もうどうしたらいいんや」

 

仕事や子どものストレス、さらに
実親からの余計なお節介で

ストレスが
150%くらいに達しました。

 

「やばい・・・メンタルが崩れる」

「肺炎から生き返り、食欲も出てきて
やっと普通に生きられると思ったのに
なんでまた苦しまないといかんのや・・」

 

誰にも打ち明けられない
苦しさであまりにも辛くなり

夜のコンビニの駐車場に車を
止めて1人で号泣しました。

 

様々なストレスが重なり、
体調不良が予想以上に続き、
7日くらい会社を休んでしまいました。

 

子どもが生まれた喜びが一転して、
またしても大きな奈落の底に
突き落とされてしまったのです。

小さな成功体験の始まり

「メンタルがやばい」

と思っていた時に
メンタル系の
本を読んでいました。

 

しかし、やっぱり本を読んでも
人は変わらないですよね。

そこで、前から気になっていた
『メンタルカウンセリング』

へ行くことにしました。

 

カウンセラーはうつ病を経験した
50代の男性。

 

私はこんなことを
聞きました。

「会社や家でいろいろあり、
心が病みそうです。
ただ、なんとか明るい未来を
生きたいと思っています。」

「教えて下さい。
そんな状況、こんな私でも
変われるのでしょうか?」

 

カウンセラーからは

「人はいつだって必ず
 変われます!」

と、とても強い口調で
言われました。

その後、カウンセラーと
2週間に1度のカウンセリングを
繰り返していきました。

 

しばらくすると

「あれ?なんだか最近パワハラ上司の
発言があまり気にならないな・・」

 

そんな”小さな心の変化”
あったのです。

「あー今までメンタルが弱いとか
思っていたのは違ったんだ」

と感じるようになりました。

グルテンフリーとの出会い

心の状態が徐々に良くなってきたので
カウンセラーに

・疲れやすい
・身体が重たい
・胃がたまに重くなる

などのカラダ不調を
相談してみました。

そこで、グルテンの話を聞き
グルテンフリーを始めたのです。

 

そこからはまさに
正のスパイラルの人生のスタート

体調面も優れて、カラダの重たさも
減っていきました。

 

「食事ってこんなにも
 影響あるんだ!」

 

と初めて味わった感覚でした。

メンタルカウンセリングでは、
当初、メンタル(心)の改善をするために
通っていました。

 

写真のとおり
根本的に自己肯定感が低かったのが
原因の1つだったようです。

 

しかし、心が変わると今度は
カラダまで変わる出来事が訪れたので、

「あー心を変えてなかったら
 何をやっても続かないんだな」

と思うようになりました。

 

今まで健康本、メンタル系の本
をたくさん読み漁ってきたのに
何一つ体調の変化はなかった。

ただ、心が変わると
様々な変化が現れる。


”心が変われば行動が変わる

  行動が変われ習慣が変わる”

超有名なこの言葉のとおりの
人生が変わっていたのです。

 

気づけば、私は徐々に

”小さな成功体験”

をするようになっていきました。

子どもの状態は神様のお告げ

カウンセラーに出会って
私の体調が以前より90度
くらいマシにはなっていました。

 

しかしながら、

息子の癇癪や落ち着きのなさは
まったく変わりませんでした。

5歳の時に

”発達障害(ADHD)”

と診断されました。

 

「自分の病気の次は
 子どもかよ・・・・」

 

またしても、奈落の底に
落とされそうになりましたが
今回は違いました。

 

心が変わりつつあった私は

「せっかく自分たち
 夫婦が生んだ子ども
 何とかせねば・・」

と何とか子どもの発達障害を
改善する方法を探しました。

 

そして、出会ったのが
発達障害コンサルタントでした。

 

今度は家族3人揃って
食事改善が始まったのです。

わが家では、生協(コープ)で買った
カンタンに楽してできる野菜炒め
みたいなものがメインの夕食でした。

 

昼の弁当のおかずは、
ニチレイが必須。

もうどんだけ電子レンジで
「チンッ!」したことか。

 

当時は

「神様、仏様、ニチレイ様」

というくらい冷凍食品に
依存していました。

ただ、実は毎日食べている
食事が子どもの発達障害の症状にも
影響していると教えられました。

 

うまい棒やビスコ、ブラックサンダーなど
お菓子大好きの我が家には

今まで食べていたお菓子を
やめることも困難でした。

しかし、食事改善して
半年くらい経ち・・・

「あれ?なんだか
 お腹の重たい症状もないぞ」

「風邪もひかなくなった?」

カラダの
変化を感じるようになりました。

そして何より

「なんやこれ、
 めっちゃ油っこい!」

味覚が変わりつつあったのです。

 

「あーなるほど、断食、岩盤浴、鍼灸治療、
姿勢矯正、よもぎ蒸しなど色んな健康法を
やってきたけど、食べ物が大きいんだ

と気付きました。

 

何より、そう気づいた時には
子どもの癇癪が減り、

23時に寝ていた子供が
21時くらいに寝るようになりました。

 

「子どもの
 発達障害の症状は

 食事を変えなさいという
 神様のお知らせ
 だっだんだ」

と思い知らされました。

結局、すべて習慣だった

今でこそやっと、
私の体調不良もなくなり
子どもの癇癪もなくなりました。

 

そもそも、
私がやってきた方法は

・サプリメントや薬を使わず
・食事や生活習慣

を変えただけなんですよね。

 

”特別なことは
一切していない”

 

おそらく100年前までは
当たり前だった習慣をしただけ。

なぜなら、100年前には
加工食品はないですし、ビスコや
ブラックサンダーなどのお菓子もない。

おそらくですが、サプリメントも
飲んでいないはずなんです。

 

現在では、マグネシウム、ビタミンEを
摂った方が良い等の健康法で溢れています。

 

しかし、人生が習慣の積み重ねである以上
毎日当たり前にやっている習慣こそが
もっとも大事なんですよね。

実際、私は食事革命する時に
サプリメントを勧められましたが
ずーと飲まずにやってきました。

 

私、そして発達障害と診断された
子どもの症状が180度良くなったのも
誰もができる習慣を改善したから

なんです。

 

その習慣の1つに
食事がある。
それだけ。

 

その後、子どものかんしゃく・多動や
私の体調が改善した
食事の方法をkindleで出版しました。

Amazonベストセラー!

私が生まれて始めた
書いた本(kindle)を、

Twitterのみで告知しました。
※当時はフォロワー1000人程度。

 

なんと、
出版当日に
ベストセラーになりました。

 

さらに読んで下さった
フォロワーさんからは
素敵な感想がたくさん届きました。

 

 

 

「やっぱり私のやってきたことは
 誰にでもできる!」

そう思いました。

 

そして、その後アマゾンにも
多くのコメントをいただき

「私のように腎臓病などの持病が
 あってもできる習慣だ」

と確信に変わりました。

 

こんなにも色んな方から
感動を受けて涙をしたこと
はありません。

 

「生きててよかった・・・」

今になってやっと
今すぐ楽に死ねる赤いボタン
が目の前に現れなくなりました

 

あなたが

「もう辛くして死んでしまいたい・・」

「なんで私だけ?こんなに
 苦しまないといけないの?」

「子どもなんて
 産むんじゃなかった」

「子どもには薬飲ませたくないけど
 どうしたらいいのわからない」

「子どもの将来のことを
 考えると不安で仕方がない」

そんな風に苦しい状況になっても
大丈夫です。

確かに、
お子さんの発達障害の程度や

体調不良の症状などは
違うかもしれません。

 

ただ、

 

人はいつだって変われますよ!

 

 

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